東京愁情乱行記

怠けることに一生懸命

2013-01-01から1年間の記事一覧

10年前に書いた文章が出てきました

『まるで死を目前にしたシカのように、まるで死を覚悟した侍のように、ただ何を言うわけでもなく黙り込み、本当の静けさというものを体感していた。時計の針の音さえ聞こえない、深い悲しみと云うものにどっぷりとつかっていた。胸の奥で響く心臓の鼓動は私…

母曰く、「あなたは本当に何か障害があるのだと思う」

私は昔から自分が興味のあること以外、集中力が10秒ともたない。 ふとした思いつきで何か新しいことを始めても、3日坊主どころか1日さえ完うすることが出来ないのだ。 それはもう病気とも思えるほどで、中学生のときには、医療従事者である母親に「あな…

電車の中で

えてして地方出身の人は東京に対して、「冷たい」「危ない」「マジやべぇところ」といった負のイメージを抱いているものです。 北海道出身の僕も例外ではなく、ピカソが『朝鮮の虐殺』で描いたような、機械的で、無機質な、まるでロボットのような人間たちが…

かまってちゃんのネット活動

僕は典型的な「かまってちゃん」なので、高校生のときからブログを中心にネットで活動をしてきました。 初めてのブログは高校2年生まで続き、読者は同じ高校の友人に留まらず、他校の全く知らない人や友人の親にまで至りました。 1度更新すればその日のう…

夏だ!海だ!

夏と言えば海。 海水浴場に行くと、欲情した猿たちが、さながら淫売婦のような格好をした女どもに連れられて、半裸で喚き回っている… 私が海に憧れないのは、上述のように恥も外聞も無く裸体を晒すことへの抵抗は勿論であるが、それ以上に、泳げないという事…

性への追憶

私が性的なものに対し初めて衝動を覚えたのは小学低学年のときであったと思う。 ある日、私は友人たちと雪合戦をしていた。雪山の陰に身を隠すと、ボロボロになって捨てられている雑誌が足もとに落ちていることに気付いた。 15年経って同人誌を読んでいる…

佐藤家の三男

僕は昔から完璧でありたいと思っていた。 運動も勉強も出来る万能な子どもだと思われたかった。 兄への対抗意識もあったと思うし、何より周囲にそう思われることが嬉しかったのだと思う。 『料理が出来なければならない。 絵が上手くなければならない。 すれ…

子どもが苦手

私は昔から「話しかけるなオーラ」を出していると言われてきましたが、実際、あまり見知らぬ人に話しかけられるのは得意ではありません。 ただ、「俺に話しかけんじゃねえぶち殺すぞ」といった攻撃的な態度ではなく、「あの人僕に話しかけようとしてるけど、…

移転しました

前のブログは閉鎖して、新しいブログを開設しました。 理由は一寸申し上げることが出来ませんが(笑)心機一転、これからはより読みやすい文章を目指して精進する所存でございます。 引き続き宜しくお願い致します。