東京愁情乱行記

怠けることに一生懸命

2014-01-01から1年間の記事一覧

「徳島~東京 自転車の旅」3月13日

コロッケクラブでは比較的よく眠れたと思う。会計の際、店員が話す熊本弁が新鮮であった。九州というと博多弁を想起してしまうが、熊本弁はどことなく東北や北関東を思わせる訛りだった。いくぶん粗野に感じられるような喋り方であったが、かえって懐かしさ…

「徳島~東京 自転車の旅」3月12日

ここ数日の間、とくに太宰府あたりから、ただ目的地に着くために自転車を漕ぐだけで1日が終わっていたような気がする。道中、特に観光するようなところもなく(正確に言えば、この極度に疲労した状態でも寄ろうと思える場所が無かった)少し退屈に感じなく…

「徳島~東京 自転車の旅」3月11日

ネカフェを出た後、博多ラーメンとチャーハンを食べ、太宰府に向け出発した。太宰府についたのは1時ころであった。睡眠時間を優先するあまり、出発時刻がどんどん遅れてしまうのは考え物である。夜にはなるべく漕ぎたくないと言いながらも、結局毎日夜に走…

「徳島~東京 自転車の旅」3月10日

下関までは10km程度だったが、存外時間がかかってしまった。下関に着くと、すぐに昼食をとった。高級回転寿司店に入ることにしたのだが、どうやら人気店らしく、平日というのに人で溢れていて、我々も30分程度待たされた。名産であるふぐ、くじらを食…

「徳島~東京 自転車の旅」3月9日

徳山を出発し、下関へと向かう。この日も100km近く進む予定だったので、気合は十分に入っていた。余談だが、初日の徳島港から三好までの走りがかつて無いほど良かった為、我々は気合を入れて漕ぐことを「三好ラン」と呼んでいた。この日も、「三好ラン…

「徳島~東京 自転車の旅」3月8日

7時に起床し、東横innの朝食を食べた。おにぎりとパン等、相当の量を食べたと思う。出発前に比べて、胃袋がいくぶん拡がっているのだろう。どこかの大学のテニスサークルと思われる一行がおり、私も部活時代のことを思い出していた。試合当日の朝食は必ずご…

「徳島~鹿児島 自転車の旅」3月7日

この日は1日休息に使った。東広島を出発し、広島に着いたのは2時半頃だった。3時前に東横innにチェックインし、それぞれ自由時間が始まった。とにかく空腹であったから、風呂にも入らずに昼食をとるため出発。小一時間商店街を歩き回ったが、ランチが終了…

「徳島~鹿児島 自転車の旅」3月6日(3月8日、11日)

この日記を書いているのは3月8日である。あまりの疲労のため、日記を書く余裕が無かった。旅館を出たのは10時40分頃。しまなみ海道走破を目標に、自転車を走らせた。最初から大きな橋が待ち構えており、眼下にはまさしく絶景が拡がっていた。 3月11…

「徳島~鹿児島 自転車の旅」3月5日

カラオケを5時に追い出される。雨が止んでいることを期待したが、全く弱まる気配が無い。その上、気温が非常に低い為、とても自転車に乗ろうという気にはならなかった。昨日に比べると幸先の悪い一日であった。 開店前の銭湯の入り口でしばらく雨宿りをし、…

「徳島~鹿児島 自転車の旅」3月4日

今日は今までの旅の中でもベストランと言える内容だった。13時に徳島港を出発し、14時過ぎに徳島駅に到着。徳島ラーメンを食べ、徳島を出発したのが14時50分。三好までは70km、標高は300m近くあったと思うが、19時過ぎには三好に着くこと…

「徳島~東京 自転車の旅」3月3日

昨日、我々がゴミ捨て場に突入しようとしたのは、潜在意識として「自分たちはゴミである」という自覚があったからかもしれない、などというくだらないことを考えるくらい、今日は余裕のある一日であった。大井町のネットカフェを6時50分過ぎに出て、天王…

「徳島~鹿児島 自転車の旅」 3月2日 初日

今日は「最悪」の一言に尽きるだろう。17時までにフェリーの乗船手続をしなければならなかったのだが、いくつかの災難に見舞われて間に合わず、無断キャンセルという形になってしまった。情けない。まず、集合時間を遅らせたことは大いに失敗であった。た…

3月1日 出発前夜

1万6千円で購入したリアサイドバッグを取り付ける為のキャリアーを探して、雨のなか立川の自転車屋をまわったが、どこも取り寄せなければ無いと言われた。それぐらい置いとけよボケナス、と思わなくもないが、前もって準備していなかった自分が100対0…

人の陥れ方~印象操作編~

人の陥れ方には沢山方法があると思いますが、僕が最も有効だと思うのは印象操作です。Twitterでも述べたように、印象操作のコツはとにかく「繰り返し言うこと」そして「周りの人間に繰り返し言わせること」です。当然ですが、誰が言い出したのか分からなくな…

バレンタインデーの思い出

昨日、閉店セール中のダイエー立川店で買い物をしていると、一人の女の子が何やら深刻そうな表情で佇んでいるのを見かけた。 年の頃は10歳ばかりだろうか。 どうやらバレンタインデーのチョコを選んでいるらしく、あれこれと商品を手に取っては首をかしげ…